2018年7月9日月曜日

告知 東京造形大学オープンキャンパス2018

  来たる今週末の7月14日(土)と15日(日)、八王子の東京造形大学でオープンキャンパスが開催されます。オープンキャンパスとは、その名称通り大学を外部へ解放する行事です。大学の構内はどうなっているのか、科目ごとにどのようなことを学んでいるのかなどを一般の方が体験することができます。進学を考えている方はもちろんのこと、単純に大学内を見てみたい方でも入場料など掛からずに体験できます。大学祭とは異なりますが、例えば彫刻科の体験授業/ワークショップでは、実際に指導のもと小品を作成し、それをおみやげとして持ち帰ることができます。また、学生の作品も多数展示されます。

   初日14日の午後は、彫刻科にて着衣モデルを見ながら鉛筆デッサンのワークショップを開催し、私は人体構造的な視点からアドバイスをいたします。普段授業で使用している、粘土で筋肉を付加した全身骨格模型も展示します。

アドバイスする舟越先生 (昨年)
   そして、実はこれが告知のメインですが、本学の客員教授である彫刻家の舟越桂先生も直接指導されます(!)。また普段未公開のデッサン帳や版画の原画の数々が先生のアトリエから運ばれ展示されます。これは作家の創作の秘密に迫ることができる貴重な展覧会とも見なせるほどです。この他にも、どの美術館にも画集にも収められていない貴重な習作なども展示されるかもしれません。

   ワークショップは、この他にも実材(石材、木材、金属)のアトリエでそれぞれ開催され、自作を持ち帰ることができるものがあります。
   また、2日目の15日(日)に開催される塑像ワークショップでは、イタリアの彫刻家ジャコモ・マンズーの実作に“触れながら”制作を体験する興味深い内容となっております。普段は決して触れることはできない芸術作品に、作品保護のため手袋着用しますが、指先で触れて凹凸を体験できる非常に希な機会です。


 美大は特殊な学校です。ここで学ぶ学生たちは、私たちの日常を取り巻く直接的な経済の枠組みから離れているように見えます。キャンパスが住宅街から離れているこの大学では尚更その特殊性が強調されます。その一方で、彼らは街に普通にいる若者と変わらないように見えます。アートは本質的に非日常ではありません。それはむしろ、ふと1人になったときの内省のように私たちの深い部分に根ざしているものでしょう。彼らは、文明による速い時間の流れの中にありつつ、個々のリズムを見出そうとしているかのようでもあります。そうやって彼らはアートという人類活動における根源的領域を担おうとしているのです。美大は、そのような若者たちを指導する現場です。大学とは言え、机と椅子が並ぶ講義室ばかりではない、クリエイションのために誂えられたその特殊な空間も是非、ご覧下さい。

今回(2018年)の様子



   詳細は、東京造形大学のサイトからご覧ください。

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